コラム

コンテクスチュアル・インクワイアリー

「文脈的質問法」と訳されるらしい。
こう訳されてもわかりづらいが、「師匠と弟子モデル」と呼ばれ、「ユーザーという師匠にインタビュアーが弟子入りして、行動=仕事を経験的に学ぶ、と言われとわかりやすい。
行動観察のインタビュー方法らしい。

  • 弟子入りだから濃密に「現場」を共有できる
  • 質問(インタビュー)によって師匠の潜在意識下に埋もれているものが顕在することがある。
  • 師匠が意識していない(気づいていない)ことに一緒に行動することで弟子が気づくことがある。

などのメリットがあるということである。

デザイン開発の手法として発展してきたらしいが、マーケティングリサーチに応用するとすれば、仮説検証よりニーズ探索、アイディア出しに向いているようである。
試食・試飲の工夫にもなりそうだし、本格的に取り組めば、グループインタビューの閉塞を破るかもしれない。
次回のアウラセミナーで取り組んでみようか。

2012,6

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