コラム
「ヘタな経済学より八百屋のオヤジに訊け」 富澤豊 著
MBAを取りたいと思うほど「頭も」「やる気」も足りないビジネスパーソンが、MBA取得者に負けない方法が身につくといった本です。
内容は、マーケティング関連のビジネスセンスを磨くケーススタディ集と言ったものです。
ビジネススクールの授業で最も有効なのが、理論を勉強した後の「ケーススタディ」だそうです。
マーケティングは今だ体系立てられた「理論」を持ち得ていないと、評者は考えているのですが、この本にあるような現場のケースから自分で導いた理論が最も強いのではないでしょうか。
それは、もちろん、一般理論ではなくマーケティングマンとして自立できる読者固有の理論と言うものでしょう。
これが身につけば「向かうところ敵なし」で、起業にも会社組織での中での成長にも役立つこと間違いなしです。
是非、若いマーケター、リサーチャー、起業を志す人に読んで欲しい内容です。